1. トップ
  2. 看護記事
  3. 診療科から探す
  4. 在宅・地域
  5. 訪問看護
  6. 第1回 訪問看護とは

【連載】訪問看護がよくわかる!

第1回 訪問看護とは

  • 公開日: 2009/2/16

訪問看護のイメージあれこれ

訪問看護とは

今回から全12回にわたって、訪問看護の知識やノウハウについてご紹介していきます。 まず今回は訪問看護に携わったことのない方のために、Q&A形式で訪問看護の概要をご紹介します。


これまでに知り合った20~30代の臨床ナースから聞きました

Q. 病棟でも外来でも、いまひとつ働きがわるくなったナースが移動する先?
A. これは明らかに、誤解です。

移動は、電動自転車もしくは車か徒歩などです。当然、体力がなければ訪問できません。また、私が所属する訪問看護事業所では医療依存度の高い患者をどんどん受け入れています。

1例をご紹介いたしますと、気管切開をしていて人工呼吸器を装着している方、また、ポートカテーテルが挿入された方など、要するに、ICUやCCUに入院を余儀なくされる状態以外の方のすべてが対象となっています。結果、上記のナースではやはり少し難しいのではとも思うくらいです。

Q. 卒後5年以上じゃないとダメなんですよね?
A. 根も葉も根拠もないことです。

長年臨床にいたからといっても人それぞれです。長い=なんでもできるということにはつながりません。大切なのは、患者様やそのご家族へどこまで持てる力を総動員させて関心を示すことができるか、ということです。

Q. 一人っきりで訪問するということは常に高い判断が必要なのでは?
A. そこそこの、ナースとしての判断は必要です。

しかし、訪問看護はチームで行うことが多いため、周囲との連携が重要となってきます。私の所属するミレニアでもチーム制ですから一人で思い悩むことはありません。いつでも管理者をはじめ仲間が応えてくれる安心感があります。

この記事を読んでいる人におすすめ

カテゴリの新着記事

スキントラブルが起きやすい患者さんのケアで気をつけることは?【PR】

ADL全介助の透析患者さん。微力な外力でも皮下出血→スキン-テア→感染を繰り返しています。保湿、上下肢の保護、トランスの工夫をしましたが、なかなか改善しませんでした。何かよい方法があれば教えてください。 透析患者さんはリスクが高いことを認識し、保護ができる環

2024/1/31

アクセスランキング

1位

心電図でみる心室期外収縮(PVC・VPC)の波形・特徴と

心室期外収縮(PVC・VPC)の心電図の特徴と主な症状・治療などについて解説します。 この記事では、解説の際PVCで統一いたします。 【関連記事】 * 心電図で使う略語・用語...

250751
2位

【血液ガス】血液ガス分析とは?基準値や読み方について

血液ガス分析とは?血液ガスの主な基準値 血液ガス分析とは、血中に溶けている気体(酸素や二酸化炭素など)の量を調べる検査です。主に、PaO2、SaO2、PaCO2、HCO3-、pH, ...

249974
3位

人工呼吸器の看護|設定・モード・アラーム対応まとめ

みんなが苦手な人工呼吸器 多くの人が苦手という人工呼吸器。苦手といっても、仕組みがよくわからない人もいれば、換気モードがわからないという人などさまざまではないでしょうか。ここでは、人工呼...

250017
4位

吸引(口腔・鼻腔)の看護|気管吸引の目的、手順・方法、コ

*2022年12月8日改訂 *2022年6月7日改訂 *2020年3月23日改訂 *2017年8月15日改訂 *2016年11月18日改訂 ▼関連記事 気管切開とは? 気管切開...

250001
5位

SIRS(全身性炎症反応症候群)とは?基準は?

*この記事は2016年7月4日に更新しました。 SIRS(全身性炎症反応症候群)について解説します。 SIRS(全身性炎症反応症候群)とは? SIRS(全身性炎症反応...

250839
6位

採血|コツ、手順・方法、採血後の注意点(内出血、しびれ等

採血とは  採血には、シリンジで血液を採取した後に分注する方法と、針を刺した状態で真空採血管を使用する方法の2種類があります。 採血の準備と手順(シリンジ・真空採血管) 採血時に準備...

250858
7位

心電図の基礎知識、基準値(正常値)・異常値、主な異常波形

*2016年9月1日改訂 *2016年12月19日改訂 *2020年4月24日改訂 *2023年7月11日改訂 心電図の基礎知識 心電図とは  心臓には、自ら電気信...

250061
8位

サチュレーション(SpO2)とは? 基準値・意味は?低下

*2019年3月11日改訂 *2017年7月18日改訂 *2021年8月9日改訂 発熱、喘息、肺炎……etc.多くの患者さんが装着しているパルスオキシメータ。 その測定値である...

249818
9位

第2回 全身麻酔の看護|使用する薬剤の種類、方法、副作用

【関連記事】 *硬膜外麻酔(エピ)の穿刺部位と手順【マンガでわかる看護技術】 *術後痛のアセスメントとは|術後急性期の痛みの特徴とケア *第3回 局所浸潤麻酔|使用する薬剤の種類、実施方...

295949
10位

Aライン確保の目的、手順、手技・観察のポイント

【関連記事】 * 輸液ライン(点滴ライン)作り方 9ステップ * 点滴と同じ腕(末梢から)の採血はOK? NG? * 【血圧異常】異常に高い血圧への対応 7ステップ Aライン...

249090